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所持金残高300円でマレーシアから帰国した僕が学んだこと【留学前編】

  • 執筆者の写真: tuatstudyabroad
    tuatstudyabroad
  • 2019年12月22日
  • 読了時間: 6分

みなさん初めまして!

東京農工大学地域生態システム学科の宮下龍馬です。


僕は2018年度AIMS派遣生として、半年間マレーシアに留学しました。


特に心に残っている半年間の思い出といったら次のようなものが思い浮かびます。


  • VISAが発行されず1ヶ月遅れて渡航

  • 派遣先キャンパスを間違えられる

  • スキミング被害でクレジットカードを止める

  • MacBookがウイルスで死ぬ

  • 手違いで9単位落とす



結論から言って僕の留学生活はトラブルだらけでした笑


今回はAIMS史上一番の問題児であろう僕が、身をもって学んだ留学の注意点を紹介します!


少しでも留学を考えている方はぜひ参考にしてください。



AIMSとは?

まずは「AIMS」とは何かについて説明します。


AIMSとは東京農工大学・首都大学東京(東京都立大学)・茨城大学の学生が半年間東南アジアで交換留学をする制度です。


(AIMS:ASEAN International Mobility for Students)


3年生の後期(7月~12月や8月~1月など国によって多少異なる)を渡航先の大学で過ごし、最低12単位を取って帰国すればOKです。


大学側がAIMS派遣生に課していることは、「自分の大学、いや自国日本を代表していることを自覚し節度をもった行動で日々過ごすこと」です。


「日本を背負って海外に行くんだから、あまり羽目を外しすぎるなよ」


このようにかなり念を押されます。




というのもAIMS派遣生にはJASSOという団体から奨学金が支給されるからです。


JASSO(日本学生支援機構)は留学する日本の大学生を応援する独立行政法人で、要は国からお金をもらって留学します。


そう聞くとあんまふざけたこと出来ないなってなりますよね笑


GPAを使った成績の計算をして、基準をクリアした学生は皆月々70,000円の奨学金をもらえます。


返す必要無し!めちゃめちゃ成績が悪くなければ大体条件クリアできる!

(1年生のGPAが1.8の僕でも2年生の巻き返しでなんとかなりました)


何より東南アジアの物価を考えれば月7万円も使うわけがない!


普通の留学は何十万も払っていきますが、AIMSは最終的にプラス10万円くらいで帰国できます笑


AIMSってめちゃくちゃよくないですか??


そんなAIMSのシステムが大体わかってもらったところで、次から留学の注意点を紹介していきます。


留学前の準備編

留学前に注意する点は4つです。

  • VISA

  • 予防接種

  • 海外対応のキャッシュカード・クレジットカード

  • SIMロック解除

この4つさえ準備すれば、あとは渡航してからなんとかなります!


まずVISAについて解説します。


そもそも僕は海外に行くの自体初めてだったので「VISA」ってなに?という状態でした。


VISAとは、外国人がその国に居ていいという許可証のはたらきをし海外での一番強力な身分証明書になります。


自分のパスポートに印刷されるので海外では携帯、財布、パスポート(VISA)の三点セットでの外出をしましょう。


僕が渡航したマレーシアはこのVISAが曲者で、めちゃめちゃ審査が厳しいのです。


VISA取得の条件は国によって様々ですが、おそらく全ての国でパスポートのコピーと顔写真は提出しなければなりません。


この顔写真がマレーシアはマジで厄介すぎる!


これが顔写真を撮る際の注意点を羅列した実際の用紙ですが、19個項目があるのです!


白黒写真じゃダメ、背景は白、影がかからない、などはまだわかりますが目が充血してたらダメだのよくわからない厳しさがあります。


しかもVISAが下りるかどうかはチェックする人の気分次第。「なんかちょっと怪しそうな見た目」というだけで下りないケースもあるみたいです。


僕はテロリストだとでも思われたのか、謎にVISA取得に時間がかかり結果的に1ヶ月遅れての渡航となりました。


言えることは1つ。


VISA取得に向けてとにかく早く行動する。


次に予防接種です!


東南アジアに半年間も渡航するのであれば予防接種は必須です。


僕が実際に受けた予防接種は以下の6つです。


  • 破傷風

  • B型肝炎

  • A型肝炎

  • 日本脳炎

  • 腸チフス

  • 狂犬病

これら全部受けて10万5000円でした。立川内科クリニックがおすすめです!


回数と値段の内訳は以下の通り

  • 破傷風 3000円×1回(10年以内に受けていたため1回で済んだ)

  • A型肝炎B型肝炎混合ワクチン 14500円×3回

  • 日本脳炎 13000円×1回

  • 腸チフス 9500円×1回

  • 狂犬病(VERORAB)12000円×3回


物によっては3回打つ必要があり、1度打ってから1ヶ月開けないといけないものもあるので早めに行動するようにしましょう。


10万くらいかかってしまいますが奨学金で問題なく回収できます!


命には変えられないのでケチらずに予防接種をしましょう。


あとは、予防接種を受けた際にこの「イエローカード」というものをもらっておくと便利です。


予防接種代とは別で300円で発行してもらい、受けた予防接種が英語で記載されています。


渡航先で万が一病院にかかる場合はこのカードを見せるだけで向こうの医者が色々理解してくれます。


なんといっても病気にかからないのが一番ですのであまり睡眠と食事をおろそかにせず健康でいるように心がけてください!


予防接種をしたからといってマラリア、デング熱、などは東南アジアでは日常茶飯なので気をつけましょう。


次はキャッシュカード・クレジットカードです。



基本的にVISAカードがあればクレジットで買い物はできます。


ただ、長期留学ともなれば現金をおろす必要があるので海外対応のキャッシュカードがいります。


僕がオススメするのは三井住友銀行のデビットカードです。


海外対応をしていて、渡航先の国の海外キャッシングが可能な銀行のATMからであれば問題なく現金をおろせます。


マレーシアであれば黄色いライオンマークの「メイバンク」という銀行がおすすめです。


ラストはSIMロックの解除です。

これも海外初めての僕にとってはよくわからない話でした。


スマホにはSIMカードという通信をするためのカードが入っていて、普段使っているSIMカードは日本でしか使用できません。


日本で使っているSIMカードを抜いて渡航先のSIMカードを差し込めば問題なく外国でも自分の携帯が使用できます。


ただし、その前に絶対にやらなくてはいけないのが「SIMロック解除」。


日本では自社のSIMカードしか使用できないように初期状態ではロックされているのです。


これを携帯を購入したdocomoなりauなりのショップで解除してもらうことで海外のSIMカードを差し込んで使えるようになります。


また、SIMフリー携帯というものをネットから購入することもできます。


これはSIMカードが入っていない端末だけの状態で、SIMカードを差し込めばすぐに使用できるようになります。


SIMロック解除も必要ありません。


なので選択肢としては2つ。


  • 自分の携帯をSIMロック解除した状態で持っていく

  • SIMフリー携帯を購入して持っていく

SIMカードは空港で絶対売っているので、渡航先についたらすぐに買いましょう。


何をもっていけばいい?

最後にもって行くべきものを紹介します。


マストなのはコンセント系のアイテムです。


海外初心者の僕にとって、コンセントの形と電圧が世界共通ではないことは盲点でした。


事前に渡航する国の電圧とコンセントの形を調べた上で、それに対応する変圧器やアダプターを購入しておきましょう。


ちなみにですが、MacBookやiphoneは100~250Vまで対応しているためその範囲内の電圧の国であれば変圧器は必要ありません。


コンセントの形を変換するアダプターだけもっていけば大丈夫です。


マレーシアも変圧器は必要ないです。


あとの持ち物は個人の好みで良いと思います。


基本的に必要なものは渡航先の国で購入できますし、携帯と財布とパスポートさえあればなんとでもなります。


服やお気に入りのアイテムも、持っていけば基本汚くなると考えた上で選ぶようにしてください。


ちなみに僕はTシャツ3枚だけ持っていき、あとは現地で揃えて現地で捨てて帰ってきました。


AIMSは絶対おすすめ!


トラブルまみれの留学生活を送った僕が学んだ留学前の気をつけるべき点について解説しました。


留学を考えている方はぜひAIMSも検討してみてください。


この記事が皆さんの役に少しでも立てば幸いです!以上AIMS派遣生OB宮下龍馬でした。

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