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留学小話

  • 執筆者の写真: tuatstudyabroad
    tuatstudyabroad
  • 2020年1月4日
  • 読了時間: 6分

更新日:2020年3月10日

はじめまして。よっしーと申します。

さて、私は学部1年生の2-3月にシンガポール(シンガポール国立大学)へ2週間の超短期語学留学へ行ってきました。

この記事が皆さんの留学に対する”もや”を少しでも晴らすことができれば幸いです。

※留学は2015年のことですので、現在の制度とは異なっている可能性があります。


留学者プロフィール

・名前:よっしー

・留学時の所属:学部一年生

・留学のプログラム:シンガポール国立大学語学研修プログラム

・留学期間:2015年の二週間




留学までの話

某マンモス大学と悩みに悩んだ挙句に農工大を選んだ私は、あることを心に秘めて入学しました。それは「キャンパスを飛び出す」ことです。お世辞にも大きいとは言えない農工大。農学部・工学部合わせた同学年が約1000人ですから、1万人を超えて学部学科がめちゃんこ多い某私大とは比べ物になりません(もちろん、小さい大学の利点もたくさんあるんですよ)。



そんな農工大の弱点は、様々バックグラウンドを持った人と会える機会が少ないこと、です。文系の学生とは出会えませんし、2/3くらいの学生は関東生まれ。ひょっとしたら、留学生の数よりも実験動物の頭数の方が多いかもしれません(ある意味、研究環境は整っている)。そんなキャンパスから飛び出して様々な人と出会って刺激を受けたかった私は、インカレサークルに入ってみたり、学外のボランティア活動に参加してみたり、そして海外にも足を運びたいと考えていました。



でも、苦学生には海外という壁が高いのは皆さんもご承知のとおり。お金もかかるし、農工大とつながりの深い海外の大学は、農工大よりも大学ランキングは下(もちろんそれぞれの国の中ではトップクラスですが)。そんな時に目をしたのが「春期英語プログラム」のポスターです。ふむふむ、留学費用の1/3を大学が補助してくれて、アジア圏の大学ランキングで第2位のシンガポール国立大学(※現在は東大を抜いて第1位に)に行けるだと!農学部・工学部(あるいは修士生)の先輩方はもちろん、優秀なシンガポール国立大学の学生とも出会える、こんな貴重な機会を利用しない手はありませんね(笑)



というわけで、語学留学という立て付けの下、色んなバックグラウンドと出会って刺激を受けてくるという目的でプログラムに参加してきました。




留学中

<語学学習とサバイバル>

月曜日~金曜日は朝から夕方まで、大学の語学センターのような場所で、農工大向けの特別プログラムで英語の勉強をします。2週間の滞在だったので計10日間の授業です。文法とスピーキングが中心で、少人数授業のため先生と会話する機会がたっぷり。ちゃんとコーヒーブレイクの時間も設けられ、先生にお菓子を解説してもらいながら英語を学びます。



一方、平日の夕方や土日は自由にシンガポール国内を散策できました。シンガポール名物のナイトサファリに行ったり、現地の生活に足りないものを買いに出かけたり。ホテルで洗濯ができなかったので、必死になってコインランドリーを探したのは良い思い出です(笑)



もちろん、授業ではなまりのほとんどないきれいな英語を学ぶことができます。一方、一歩教室を出れば、さすが華僑が過半数の国。シングリッシュと呼ばれるくらい強烈ななまりのある英語が飛び交います。現地の人と会話をして生き抜くというサバイバルを経験することで、英語力も生命力(?)も鍛えられました。正直、教室外での学びの方が、その後の自分の糧となりました。



<食事>

さて、ちょっと語学離れて食事のお話。東南アジアは数回行ったことがありますが、基本的に辛いか甘いかの2択。醤油味みたいな日本人好みを探すのは難しいですが、シンガポールは辛くない料理も多いのが特徴。有名なチキンライスを代表として日本人も食べやすい味付けが多く選べるのがgoodポイントです。またなんちゃって日本食もあり、本場の日本食との違いを楽しむこともできます。


また、シンガポールをはじめとする東南アジア各国には、セブンイレブンが進出しています。基本は現地の食材や雑貨が売っていますが、少数ながら日本の物も取り扱いあり。ホームシックになりそうになったら探してみましょう(笑)




<トラブル>

海外ならではのトラブルももちろん発生しました。それは腹痛。食材が合わない場合もありますが、困るのは衛生環境が整ってないことによる腹痛。シンガポールは東南アジアの中ではダントツで衛生環境が整っていますが(日本並みにgood)、そうはいっても外国。授業のコーヒーブレイクで出たお菓子が当たってしまったようで、ほぼ全員腹痛や胃のむかむかにちょこっとだけ悩まされた晩がありました。農工大にも念のため連絡したり、病院に行くべきか皆で議論したり。判断力や協力体制を鍛えられた貴重な機会となりました。もちろん、海外保険に入っていくため、お金を心配せずに病院に行くことができるためご心配なく。それでも心配なら、整腸剤を念のため持って行きましょう。



留学を振り返って

語学留学という立て付けをとっているため、一応語学力が上がったかどうか個人的な意見を。自分自身も周りを見ても、正直そんなに上がった感じはしませんでした。でも、耳が鍛えられた、という人はそれなりにいたようです。TOEICでもTOFLでもリスニング・スピーキングが評価基準に入ってきますから、そこの点数が伸びた人も。



でもやっぱり主目的としていた、色んなバックグラウンドの人から刺激を受ける方が、達成感がありました。バリバリ研究に打ち込む先輩や学外での活動に熱心な先輩。普通にキャンパスを歩いているだけでは決してできない交流が、自分の視野を広げていきました。このプログラム後も海外に行きたかった私は、農工大主催の様々なプログラム(イノベーションや起業など)に参加しましたが、春期英語プログラムに参加していた先輩方を多数見つけ、フットワークの軽さ、貪欲さにさすがだと思っていました。



また、前述のとおり、海外でのサバイバル術ももちろん身につけられました。プログラム後に計4か国に行きましたが、変にビビることなく安全に楽しむことができました。私は小さい頃に某国に住んでいた経験もあったため、海外での生き方みたいのはなんとなく理解していました。しかし、自分で考えて生き延びる体験はなかったため良い経験に。大学が組んだプログラムですので、安全に初海外デビューを果たしたい人にはちょうど良いかもしれません。




最後に

このプログラムは超短期の語学プログラムです。そのため、語学力を飛躍的に伸ばすことを目的といた人にとっては物足らなさを感じるかもしれません。しかし、色んな人と出会い、慣れない土地で生きていくサバイバル術を比較的安全に身に付けることができる貴重な機会だったと思っています。


このプログラムを最終的に選ぶかどうかに限らず、この記事を読んでくださった皆さんが素敵な留学ライフをおくれますように。

さあ、キャンパスを飛び出していきましょう!

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